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お知らせ 熱転写ラベル

熱転写ラベルの最新トレンドとは?役割、技法から今後の予測まで解説します!

キャラクター
ハルトツツム
公式キャラクター「ハルオ」

今年もよろしくお願いします!

営業部の山本です。

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
能登半島地震を始め、今年は元日から心の痛い出来事が続きます。日々の暮らしに感謝しながら、被災者の方にはお見舞いとお悔やみを申し上げます。
また、被災活動に尽力いただいている方には感謝すると同時に、安全第一を祈っています。

今回は2024年最初の記事として、重要なトピックを深く掘り下げたいと思います。
それは「熱転写の最新トレンド」です。

この記事の目的は、熱転写マーキングの基礎と最新トレンドを紹介し、プロフェッショナルなあなたに今後の企画の参考にしていただくことです。
業界歴約20年の山本が解説していきます。

どうぞお付き合いください。

目次

1.熱転写マーキングの役割とは?
2.熱転写の技法とは?
3.最新トレンド
4.今後のトレンド予測
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.熱転写マーキングの役割とは?

大きく分けると以下の3つが考えられます。
①表示・表現:ブランドロゴや背番号などを表示する。またいろいろな手法で表現する
②情報:QRコードやアパレルの取り扱いラベルの内容など、消費者に情報を伝える
③機能:ウェア自体の機能を上げる

弊社においては、設立当初は『表示・表現』マーキングがメインでしたが、時代とともに『情報』を伝えるプロダクトも多くなっています。
Jリーグのサッカーシャツにも大きなQRコードをマーキングしているチームがありますね。
ただ、やはり『表示・表現』マーキングが割合としては一番大きいでしょう。

そして、近年の傾向として『機能としての熱転写』が多く見られるようになっています。
(例:再帰反射、蓄光、セキュリティーなど)
さらにそのバリエーションも年々増えています。

この3つの役割を理解しながらマーキングを見ると楽しいですよ。

    情報の一例:QRコードを熱転写で表現

    機能の一例:シルバー再帰反射(リフレクター)

2.熱転写の技法とは?

3つの役割がありつつ、熱転写の技法は大きく分けて2つです。
①フラット(Standard)転写:生地に対してフラット(平ら)な手法。生地に馴染む、軽量、そしてコストも抑えられるため、インナーからミドルレイヤー、アウターまで最も多く使用されています。
②立体(Raised)転写:厚みを持った手法で、コストは少し高めですが付加価値も高くなります。特に秋冬のアウターウェアへの採用が多いです。
この立体転写は海外メーカーを始め2015年以降多く見かけるようになりました。
弊社もすでに開発しています。

フラットor立体、そして表示・表現or情報or機能、、これらの組み合わせでいろんなプロダクトができるということですね。
   フラット転写:ロゴから背番号など幅広く使用されてますね

 立体転写(上から)
立体転写(横から):厚みがあるのが分かりますね

3.最新トレンド

ISPO2023※でのインプットや店頭情報から考える最新トレンドを2つお伝えします。

①機能×ファッション(カラー)
②立体×生地のコンボ(組み合わせ)

①機能×ファッション(カラー):最近のトレンドとしては、機能性マーキングにカラーが加わる動きが注目されています。特に再帰反射素材の進化が顕著です。オーソドックスなシルバータイプだけでなく、様々なカラーやレインボー色に反射するタイプなどが登場。
これらの新しい再帰反射素材は安全性だけでなくファッション性も高めることができます。

  カラー再帰反射(通常時)

  カラー再帰反射(反射している状態)

②立体×生地のコンボ:もう一つの注目トレンドは、立体マーキングと生地の組み合わせです。ISPO2023では多くの新プロダクトが展示されていました。
例えば、あるヨーロッパのサッカーチームは、このコンボをエンブレムで採用しています。
この技術はブランドやチームの特徴を際立たせるだけでなく、高級感も高めることができます。
弊社でもすでに開発して、昨年リリースしています。

  最新プロダクトの『コンボ』。エンブクロス(生地)の上に立体マーキングを圧着

4.今後のトレンド予測

発想貧乏なわたしの個人的予測ですが、今後は見た目の変化を持ったマーキングが増えてくると思っています。
ちなみに弊社でもNINJAINK(ニンジャインク)を使った熱転写再帰反射ラベルを開発しています。
これは、通常時は白く見え、再帰反射時に異なった色で反射するというものです。
(石川県の株式会社小松プロセスとの取り組みで開発しました)
  通常時は白くみえますが、、
    再帰反射時にカラフルに!

弊社一例となりますが、インパクトあるマーキングがアパレル製品購買のきっかけになるといいですね。
それ以外にも、購入者と『つながる』きっかけとなるマーキングもIOTの流れで可能性があると考えています。

先読みしてトレンドに遅れない、いや我々がトレンドを生み出すぞ!という意欲を持って弊社は日々開発を進めています。
今後の新商品にご期待ください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回の記事では、表現の部分を深堀しようと思っています。

記事の内容について、より詳しい説明をご希望の方は、こちらへ(お問い合わせページとなります)
お問い合わせ – ジャパンポリマーク株式会社 (polymark.co.jp)

※ISPO2023訪問レポートはこちら
世界最大規模の展示会『ISPOミュンヘン』訪問レポート | ハルトツツム (harutotsutsumu.com)

マーキングの技術も進歩してるねっ!

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