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熱転写ってどんなふうに使われていたり、どんなものなのか詳しく解説っ! 読むとアイデアがうかぶ!?
生地(アパレルやシートといった布地)へプリントを施す種類としては大きく4つ。
❶シルクスクリーン印刷 ❷インクジェット印刷 ❸昇華転写印刷 ❹熱転写印刷
他の印刷も生まれてきていますが、この4つがメインの方法でしょう。 ❶〜❸の印刷については別の機会で詳しく紹介できればと思っています。ポリマークがもっとも強みとする熱転写/熱転写ラベルについてご紹介します!
この記事の内容は以下のとおりです。
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1) 熱転写が活躍する、場面や用途は?
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2) 熱転写/熱転写ラベルの3つの特徴
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3) 熱転写ラベル、その構造は?
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4) 熱転写に機能を、新しい可能性を
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1) 熱転写が活躍する、場面や用途は?
熱転写/熱転写ラベルの特徴は「2. 熱転写/熱転写ラベルの3つの特徴」で詳しく説明をしますが、まずは「どんな生地プリントのときに、熱転写という印刷が向いているか?」をご説明。
ブランドロゴやナンバーを印刷
〜同じ仕様のマークを複数の商品へ使いたい!〜
スポーツブランドであれば、Tシャツからタンクトップそしてスウェットまで多くの型(モデル)を1シーズンに新製品として展開します。Tシャツとスウェットといったように型(モデル)が違うけれども、胸に印刷するブランドロゴはブランディングの統一といった観点からも仕様(サイズ・カラー・意匠など)に一貫性をもたせていきます。デザインを印刷したフィルムを事前に作成。たとえTシャツとスウェットの生産する拠点が異なっていたとしても、世界のどんな工場でも安定的に同じ仕様の印刷を生地に施すことができます。
製品情報や警告に関する情報を印刷
〜情報をクリアに表示させたり、長持ちするタフなプリントがしたい!〜
熱転写の特徴として、デザインをフィルムに事前に印刷することで細かいサイズの文字・図案をクリアに表示することが可能です。生地プリントのなかでも最もクリアに情報表示をすることが可能な熱転写は、スポーツウェア等の首元にあるサイズ素材プリントや自動車のサインバイザー部分に施されているコーションラベルに採用されています。
ハガレにくくて色アセしにくい印刷
〜過酷な環境で利用にも耐えうるプリントがしたい!〜
航空会社の整備士やガソリンスタンドのスタッフが着用する整備ユニフォームは、激しい気温差と直射日光にさらされる過酷な屋外環境にさらされます。また油汚れ除去のため高温洗濯によってクリーニング。整備ユニフォームにプリントされる会社名・ブランドロゴには高い耐久性を求められるので、ハガレにくく色アセしにくい熱転写が採用されています。
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2) 熱転写/熱転写ラベルの3つの特徴

HANDY 〜ハンディ! 効率よく安定生産〜
フィルムを事前に作成すれば、世界のどんな工場でも安定的に生産できる!
ACCURATE 〜アキュレート 精巧な印刷が可能!〜
色が多いデザイン細かいサイズの情報でも、正確に細やかに美しく再現できる!
STRONG 〜ストロング 剥がれにくい色アセしにくい印刷!〜
素材や用途に合わせた弊社の独自開発の接着剤で、“剥がれない”を実現!さらに耐久性に優れ“剥がれない”。
3) 熱転写ラベル、その構造は?
熱転写とは、透明のフィルムにデザインを印刷し、熱と圧力を加えることで衣料などに貼り付ける(=熱圧着する)マーキングの方法。デザインを事前にラベルに印刷して熱転写ラベルをつくります。
完成した熱転写ラベルは下の4つの層から形成されます
❶接着層: 熱を加わることによってこの接着層が溶けて「デザイン層」が生地に接着する
❷デザイン層: インクなどを重ねてグラフィックや文字情報などをひとつのデザインとして成形する
❸リケイ層: デザイン層を覆うカバーのような役割を果たす 熱を加えることでベースシートからスムーズに離れる
❹ベースシート: この層を土台にしてデザイン層に使われる”インク”や接着層に使われる”接着剤”をラベルを成形する
4) 熱転写に機能を、新しい可能性
熱転写/熱転写ラベルは元来、文字や絵柄を表現することが第一の目的でしたが、ポリマークでは現在、特殊加工した樹脂フィルムを用いることで様々な機能をもたせた「機能ラベル」の開発に挑戦しています!
EXCALE〜そのウェアをレベルアップする、樹脂レイヤー〜
魚類・は虫類のカラダを覆う鱗(Scale: 魚類・は虫類などの表皮を覆う鱗)は様々は機能を有しています。 これらの鱗(Scale: スケール)が持つ機能に着目して開発されたのがウェアに機能を樹脂フィイルム『EXCALE』。
● 熱転写ラベルの表層や内部に特殊機能材を搭載させると、様々な機能を持たせることが可能
● 既存の機能ラベルに加え、新しい機能を追求したExcale® シリーズを開発
● Excale® シリーズのさらなる拡充で、マーキングソリューションの可能性を広げていきます
さて、熱転写が活躍する使い方や用途などを詳しく説明させていただきましたがいかがったでしょうか。 熱転写/熱転写ラベルは多彩な表現を可能にするだけでなく機能を付加することも可能な生地への印刷方法。 まだ私たちポリマークにも想像できていない用途がきっとあるはず!
「こんなことできないかな」と思ったときには、ぜひともご相談ください。 お待ちしております!
監修: 山本(営業部)
企画編集: 林マサツグ(bridge884)
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熱転写って意外と色々なところで役にたっているでしょう
こんなこと出来ないかってあったら
ぜひ問い合わせてね〜

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熱転写に関するみなさんの「おしえて!」にお答えします
