公式キャラクター「ハルオ」
2月5日に放送された、
FBC福井放送『朝だよ!ハピネスふくい』
番組づくりの裏側レポート!
こんにちは、技術開発部の大南(おおみなみ)です。(前田から大南に名字が変わりました!)
さて、今回はわが社が福井県の広報番組でFBC福井放送の取材を受けたお話です。
毎週日曜日の朝7:00からFBC福井放送にて放送される『朝だよ!ハピネスふくい』は、幸福度日本一の福井県の取り組みや県民の皆さんが知りたい話題をわかりやすく、楽しく伝えていく福井県の広報番組です。(私、大南も福井に住むジモティー。FBC福井放送さんの、この番組は、日曜日に早起きしたときに視聴したことがあります。そんな番組に、私が出るなんて、誇らしくあり嬉しくもあり気恥ずかしい…)
2月5日(日)の回のテーマは「知ればもっと好きになる!福井県」。そのなかで、ありがたいことにわが社を取り上げていただきました。この記事ではテレビ取材体験レポートとして、テレビ取材の当日、そしてその前後のプロセスを「取材の裏側」としてお伝えします。先ず感想をお伝えすると「お仕事が型化(かたか)されていて、勉強になる〜」です。
この記事の内容
- 1. 取材準備 〜まずは台本、台本を軸にととのっていく〜
- 2. 取材当日 〜台本をもとに、その場にあった対応〜
- 3. 放送 〜台本に則した内容へ、編集さんスゴい!〜
- 4. 感想
1. 取材準備 〜まずは台本、台本を軸にととのっていく〜
今回の場合は、福井県庁 芦田さんより取材依頼をメールで受け取り、構成案をいただきました。そのなかに「番組の趣旨」や「出演にあたって立ち位置」といったことを簡潔に伝えられました。
取材依頼に対して快諾の返事をさせていただくと同時に弊社に関する資料等を提供。弊社WEBサイトや昨年(2022年12月)ローンチした弊社オウンドメディアサイト「ハルトツツム」について説明しました。
数日すると「台本」なるものが届くのです!(ほんの数日で台本を制作するスピード感に驚きます)
「えっ、テレビ取材に台本があるの?」と、テレビ取材なんて生まれてこのかた縁のなかった私にとっては驚き。ドラマだったりお芝居などに「台本」があって当然ってことは理解できるのですが、こうした取材にも台本があるっていうのは驚きでした。
ここでの台本は、出演する私を含めて弊社社員のアクション・セリフへの指示といったものでなく、取材の「文脈・役割」を示すものでした。その台本を受けとってそのまま進めるのではなく、弊社サイドが内容を確認して台本の内容を補足したり修正したりして、台本を戻します。
台本があるからこそ、社内での話し合いもスムーズ。
「えーと、社長と大南さんが出演しましょう。
あと生産シーンでは印刷現場のリーダーに出てもらいましょう。
みんなにとって、よい経験になりますしね」
営業部 山本さん主導で台本をもとにサクサクと出演する社員を決めていきました。決定が早いと準備にも余裕が出ますね。
2. 取材当日 〜台本をもとに、その場にあった対応〜
雪の降りそうな天候の1月24日。福井県庁 広報広聴課の芦田さん、FBC福井放送からディレクター山田さん、アナウンサー揚原さん、カメラマン林さんがご来社。
テレビ取材など初体験の私に、山田さんが色々と教えてくれました。当日の現場は台本どおりに進行するので、基本的にディレクター山田さんの指揮(ディレクション)にそって撮影は進みます。ときに「現場は生モノ」とあって何が起こるかわからないことがある、そんなときに番組を提供する福井県さんの判断が必要となります。そんなときのために芦田さんが現場にいらっしゃるのだそうです。(ふむふむ、これがいわゆる「プロデューサー」「ディレクター」ってやつかと1人で納得)
山田さん、揚原さんはテレビでいつも見てるので本人に会えて感動です!
弊社のショールームから取材スタート。台本に沿って「流れ」の確認や社員インタビューのシミュレーションを行うなか、ディレクター山田さんのテキパキとした指示が飛びます。
慣れない私は緊張して「流れ」「セリフ」を落としてしまうことが起こったのですが、アナウンサー揚原さんが何事もなかったかのように”ひろって”くれることに、プロの技を感じました。
場所を移動して弊社の印刷現場へ。
アナウンサー揚原さんが、弊社の印刷リーダー藤井さんにインタビュー。藤井さんが、印刷工程の流れや業務の難しいところ、仕事のやりがいなどを語りました。
藤井さんにとってもインタビューを受けるのは初めてらしく、言葉につまることもあります。そこも予定していたかのように、アナウンサー揚原さんがひろう様子を見て、
「ふふふ、よしよし、言葉につまっているのは私だけじゃないね
みんな、揚原さんに助けてもらっているね」
と、私は、ひとりほくそ笑みながら安心したのでした。
みんな、どんまい! (私が言うなって 笑)
最後は、弊社久保社長へのインタビュー。弊社の事業だけでなく、「繊維のまち、福井」の未来に関する話を展開。熱い想いをしっかり映像に収めていただきました。
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3. 放送 〜台本に則した内容へ、編集さんスゴい!〜
放送日当日、いつもは朝食と昼食が一緒になるような日曜の朝をすごしていますが、珍しく早起きしてテレビの前へ。
「うわー きたきた 自分がいるよ〜
恥ずかしい〜 けど熱転写ラベルのことを知っていただけて 嬉しい」
取材を受けた私や社員のみんなは、「流れ」や「セリフ」を落としたりしてしまっているのに、カメラマン林さんのカメラワークや編集さんの作業によって、「台本どおりではないが、台本の狙いどおり」に仕上がっている…さすがです。
4. 感想
今回、FBC福井放送のテレビ取材を受けるなかで感じたのが、「台本って大事よ」ってこと。まずは、福井県広報広聴課が、弊社の限られた情報をもとに台本をつくることによって、それがたたき台になるから私たちも加筆・訂正を加えることができます。社内で出演を検討するときにも、その台本があるから、弊社として「最適だろう」という社員選定をスムーズに行うことができた。取材当日も、台本を絶対とはしないけれど、現場の事業にあわせて柔軟に対応していく。今回の取材を通じて、前もって台本になる文脈を描いておくことは大事だなと学びになりました。
さて、番組では弊社が企画・開発・生産する「熱転写ラベル」のことを紹介いただきとても嬉しかったです!
この、「熱転写ラベル」は、みなさんの普段の生活のなかで毎日のように目にする機会のある「生地プリント方法」のひとつ。スポーツユニフォームのチームロゴやナンバーや、車のサンバイザーに貼り付けられるコーションラベル(注意書きラベル)に用いられています。
「熱転写」とは、透明のフィルムにデザインを印刷し、熱と圧力を加えることで衣料などに貼り付ける(=熱圧着する)マーキングの方法です。デザインを印刷したフィルムを事前に作成すれば、生地への転写は別の場所でも比較的に容易に行える手軽さも特長です。この「デザインを印刷したフィルム」を「熱転写ラベル」と呼びます。
今後、このハルトツツムでは、弊社の事業や商品のことはもちろん、「繊維のまち、福井」が誇るモノづくり等に関しても積極的に情報を発信して福井をさらに盛り上げていきます。
福井を推していきます!
長文におつきあいいただき、ありがとうございました。