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フードロスって知ってる?じつは毎年、たくさんの野菜が捨てられてるんだって!
こんにちは、技術開発部の大南です!
今回は、ハルトツツムチームの新体制後、初めての企業訪問レポートをお届けします。
訪問先は、福井県に拠点を置くエクネス株式会社さん。フードロス削減や多様な働き方など、環境と人の両面から社会課題にアプローチする、注目の企業です。
特に心に響いたのが、代表取締役CEO・平井康之社長のブログに綴られていたこの一文。
「誰かがやらないと、間違いなく人類は絶滅します。」
その率直で力強い言葉に、私たち自身も改めて“今”を深く考えさせられました。
「環境」と「働きやすい職場づくり」に注力する私たちとしても、ぜひ直接お話を伺いたいと感じ、ご連絡したところ快くご承諾いただき、今回の企業訪問が実現しました。
今回の企業訪問レポートは、以下の2本の記事に分けてお届けします。
- 前編:フードロスへの挑戦
- 後編:ユニークな社内文化と、多様な人が活躍する仕組み

まずは前編。平井社長へのインタビューを通して、フードロス事業の全貌に迫ります。
① 捨てないで!野菜たちの再デビュー舞台裏
日本では年間約1,100万トンの野菜が収穫されますが、そのうちなんと約200万トンが“規格外”というだけで市場に出回らず、廃棄されているという現実があります。形がいびつだったり、サイズが基準から少し外れているだけで、味や栄養にまったく問題がないにもかかわらず「売りものにならない」とされてしまうのです。
そんな“もったいない野菜”を全国から受け入れているのが、エクネスのフードロス事業“ロスヘル”。福井県越前市にある自社倉庫には、毎日のように全国の農家さんから野菜が届きます。スタッフが一つひとつ丁寧に検品し、袋詰め。最終的には、野菜や果物を10種類ほど組み合わせたセットにして、全国の家庭に届けています。現在の出荷量は、月に約80トンにも及ぶそうです。
「北海道の農家さんだと、畑が広いので一つの農家さんだけで大根を毎日5000本も捨てていることもあるんです。一日にですよ?それが4か月間も続くんです。売り先がないから、どうしても捨てざるを得ない。こういうケースが全国に本当にたくさんあります。」と平井社長は言葉に力を込めます。そうした規格外野菜を引き取り、消費者のもとに届けることで、フードロス削減に取り組んでいます。

② なぜ始めた?平井社長が語るフードロス挑戦のきっかけ
「もともと銀行に3年、その後IT系の会社に8年勤めていました。営業だったので、ずっと売上と利益を追いかける日々。でも、ある時ふと『何のために働いているんだろう?』と疑問を持ったんです。」と振り返る平井社長。深夜まで働く日々の中で、家族や友人との時間を持てないことに疑問を抱き、人生の目的を見つめ直したそう。
「お金や売上のためじゃなくて、世の中のために生きたい。そう思って会社を立ち上げたのが始まりでした。」
起業の原点には、もう一つ大きな考えがあります。平井社長はこう語ります。
「世の中を変えることに興味がありました。地球全体で排出されるCO2のうち、日本は約3%。だから、自分が地球に本当に貢献できる最低の規模は、1兆円の事業だと思ったんです。そのくらいやらないと、地球に貢献したと言えないし、意味がないと思っていました。」
この強い信念を胸に、まずは社会の課題解決を目指し創業。徐々に地球環境問題にも関心が向かい、温暖化やCO2削減に寄与できる事業を探す中で出会ったのが、フードロスの取り組みでした。
「アメリカの1,000億円規模のフードロス削減事業を知り、直感で『これだ』と思ったんです。野菜の知識なんて何もない。でも“やりたい”という気持ちが先にあって、あとは逆算してどうすれば実現できるかを考える、そんなスタートでした。」
③ ゼロからの挑戦!農家さんとの信頼を築くまで
「とにかく最初は、ずっと農家さんを回ってました」と平井社長。フードロスに挑むと決めたものの、野菜の知識は全くなし。まずは地元・福井の農家を訪ね歩くことから始まりました。ところが、福井は稲作が中心。野菜農家は少なく、思うようにいきません。
「作付面積を調べて、アポを取って、何度も足を運んだんですけど……断られて、断られて。」
それでも諦めず、物流の仕組みを学びながら、一軒一軒丁寧に訪問を重ねていきました。
その粘り強い姿勢が、少しずつ信頼を生み、今では──
- 「規格外の野菜も全部買い取ってくれるし、選別の手間も省けて本当に助かっている」
- 「相談に乗ってくれるのがありがたい」
――そんな声が農家さんから届くように。
農家さんのリアルな声からも、エクネスの寄り添う姿勢と、平井社長の想いが、しっかりと伝わっていることが感じられます。
④ どんな人が使ってる?都会の子育て世帯に人気の理由
エクネスのロスヘル野菜パックは、約8〜9割がサブスク利用で、ほとんどのお客さまは県外、特に関東地方からの注文が多いそうです。
「利用者の多くは20代後半から40代後半くらいで、小さな子どもがいる家庭の女性が中心です。特に、電車で買い物に行くのが大変な地域に住んでいる方が多いですね。例えば、大根や白菜などかさばる野菜を電車で買いに行くのは、小さい子どもがいるご家庭にとって負担が大きいからです。」
一方で、規格外野菜の中には小さめのジャガイモや人参などもありますが、調理しづらいという消費者の声もあり、そうしたものは時に廃棄することもあるそうです。
「規格外だからといって何でも提供すればよいわけではなく、環境保護と消費者の満足度のバランスをとることが大切です。押し売りではなく、消費者に喜んでもらうことが結果的に地球環境にも良いことにつながります。」
⑤ もったいないをカタチに!コンポストと緩衝材の取り組み
上記のような理由で消費者のもとへ届けれらなかった野菜も無駄にはしません。
エクネスでは、捨ててしまう野菜を利用してコンポストを活用しています。
「これはコンポストです。温度によって変わりますが、野菜を入れてかき混ぜるだけで、夏の暖かい時期なら1〜2カ月で土になるんです。そして、その土は近くの農家さんに配っています。検品でダメになった野菜すべてを処理するのは難しいですが、できるだけこの取り組みを広げたいと思っています。まずはやることが大事だと思っています。」


また、梱包の緩衝材も環境に配慮。
「廃段ボールをシュレッダー機に通して、プラスチックの代わりに緩衝材として活用しています。プラスチックはゼロにはできませんが、できるだけ減らしたい。小さなことですが大切にしています。」

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いかがでしたか?
エクネスのフードロス事業“ロスヘル”は、単に規格外の野菜を流通させるだけでなく、農家・消費者・環境の三方に配慮した新しい循環の形をつくり出しています。平井社長の強い想いから生まれたこの取り組みは、「もったいない」から「もったいなくない」へとつながる挑戦です。これからも地球環境に向き合いながら挑戦を続けるエクネスの歩みに、ぜひ注目していきたいですね。
後編では、エクネスのユニークな社内文化や、多様な人が活躍できる仕組みをご紹介しています。
ぜひこちらからご覧ください!
もったいなくない選択で、人も地球も笑顔に──エクネスのユニークな社内文化【ジャポリの企業訪問 エクネス株式会社編・後編】
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ロスヘルの詳細やご注文については、公式サイトをご覧ください!
みんなも“もったいない”を見直して、できることから始めてみよう!
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